ゲーム大会 その17





 さて、誰から逝かせるかな?と見ていると、澄江ちゃんの呼吸
が荒い。どうも、蘇生はしたが、逝きそうな気配だ。まずは、こ
の子が逝っちゃう前に楽しもう..ということになった。

 透明な箱に、澄江ちゃんの体が上から入れられる。箱を吊って
澄江ちゃんがすぽりと胴体が入る位置にして、手を箱の外に出し
て、縛り付ける。万歳の格好で、肩から下がプラスチックの箱に
おさめられている。

 プラスチックの枠に収まった澄江ちゃん、枠にもたれかかる様
にしている。どうも、まともに意識を回復していない。女医さん
の蘇生が完全ではなかったのかな?

 女医さんが澄江ちゃんのチェックをしている。澄江ちゃんの目
を広げて、呼吸と体温、さらになにやら澄江ちゃんの首筋と頭に
コードを付けて機械で計測している。

 数分、女医さんがチェックして、立ち上がる。「この子、意識
は戻りません。意識を戻すためには、本格的な治療設備が早急に
必要です。が、そんなものは、生憎と、ここにはありません。原
因は極度な酸欠が続いたためです」

 そうなると、刺しても痛がることもしないだろうなぁ..と見て
いると、トランプ組がよりあって相談している。何を相談してい
るかと思ったら、刺す順番だ。

 前回のゲームでの順位から、順番を確認する。先ほどの順位の
とおり、スペード、ハ−ト、クラブ、ダイヤの順となる。

 「刺すだけではつまらない。貫通させるってことではどうです
かね?」と、クラブ氏が提案してくる。「刺したナイフの先が、
体から出てくるまで刺すということで、いきましょう。貫通して
次の1分生きていたら、次の人の番ということで..」と助手も賛
成して、ルールが決まる。

 まずは、スペード氏の出番。「では、まずは、このほっそりと
した足に..」とナイフを箱の隙間から擦り込ませて、澄江ちゃん
の右腿に刃先をあてる。「この角度なら、骨に当たらないで抜け
るよね?」と言いながら、一気に突き込む。

 澄江ちゃんの表情に変化はない。痛みさえ伝わらなくなってい
るのだろう。体にも反応がなく、ただ突き刺された腿から血が流
れだしてくる。

 ゴスっと、乾いた音がする。太腿の骨に当たったのだろう。ス
ペード氏の手が止まる。押し込むしかないのだが、骨が硬そうだ。
と見ていると、クラブ氏がハンマーを持って、スペード氏に渡す。
「コレなら、骨くらい砕けますよ」とにこやかだ。

 「骨を砕くショックで死んでしまわないか?」と心配しつつも、
黙っていると失血死で澄江ちゃんは逝ってしまう。ということで、
ナイフの取手のうしろを、そのハンマーで叩いて、穂先を打ち込
む。

 ガツンガツンと打ち込むたびに幸恵ちゃんの体が揺れる。出血
も強くなってきている。血が足首まで回って、地面に垂れ落ちて
いく。やっとナイフが通り、幸恵ちゃんの右腿のうしろにナイフ
の刃先が顔をだす。

 「ふぅ、最初から苦労させてくれる」とスペード氏が汗を拭う。
続いて、ハート氏が、今度は左腿に狙いを定めている。今度は内
股から、貫くつもりなのだろう、澄江ちゃんの右足ぎりぎりから
左腿を狙う。

 「よいしょ!」というハート氏のかけ声とともに、細長いナイ
フがするすると澄江ちゃんの左腿に吸い込まれていく。血の出方
も、右足より少なく、すんなりと刃先が顔をだす。「なんか、拍
子抜けするね」と、次のクラブ氏にバトンタッチ。

 「意識がないのって、つまらないねぇ」と言いながら、クラブ
氏は無造作に澄江ちゃんのスリットにナイフの先をあてて、やや
左向きにして、一気に刺し込む。スリットからも血が溢れだして
きて、澄江ちゃんの股間が真っ赤に染まる。

 ナイフの先は、澄江ちゃんの背中、やや右側に顔を出す。背骨
を欠損すると、逝ってしまうかもしれないという、クラブ氏の人
体をよくしっているナイフ操作だ。

 「となると、次はこっちだよな」と、ダイヤ氏が菊門に狙いを
定めて、下腹部まで、ずりずりと押し込んでいる。澄江ちゃんの
おへその下あたりが、ぷっくりと膨らんで、プチンとはじけた肌
から、ナイフの先が飛び出してくる。

 「つまらんなぁ、これでは肉に包丁いれているのと同じだよな」
と、愚痴りながら、スペード氏の順番に戻って来た。澄江ちゃん
の下半身はすでに血まみれで、刺すところがない。ということで、
スペード氏は、澄江ちゃんのおへその上、数センチのところに、
ナイフを無造作に差し込む。

 やや上向けに差し込まれたナイフは、心臓の下10cm程の所を
とおり、澄江ちゃんの背中に顔を出す。ナイフをいたずらでちょっ
と左右に動かしているスペード氏。内臓の一部がちょこんと赤い
顔を出して、色を添える。

 流血は、ゆったりとしているが、まだ鼓動にあわせた強弱が付
いている。女医さんが、モニターを見ながら、うふふふと微笑ん
でいる。どうも、澄江ちゃんの失血死が近いみたいだ。

 「ひ、ひどい!やめて!」と、桂ちゃんが騒ぎだす。手下が桂
ちゃんに駆け寄って、組み伏せようとする。が、スペード氏の「
もっとじっくり見せてやれ」という指示で、澄江ちゃんが入った
箱のそばに引きずられてくる、桂ちゃん。

 「じゃ、次は俺の番だ」ということで、ハート氏が澄江ちゃん
の胸、心臓の下10cm程度のところにナイフの刃先を当てる。「こ
れより上だと、心臓が危ないからね」とにんまりしている。

 ハート氏がナイフに力を入れ様とした時、桂ちゃんが急に転がっ
てハート氏に体当たりをする。慌てて止めに入った手下も間に合
わず、ハート氏がナイフにもたれる様に倒れる。

 ナイフは、下向きからやや上向きになって、澄江ちゃんの胸に
スルリと刺し込まれる。次の瞬間、大量の血が噴出し、プラスチッ
クの箱を内側から真っ赤に染める。そして、澄江ちゃんの体が痙
攣し、口からは舌が顔を出す。

 「命中しちゃったみたいね」と、女医さんがモニターを見なが
ら独り言をいっている。「な、なにしやがる!」とハート氏が桂
ちゃんを蹴り上げながら、文句を言っている。

 ハート氏の蹴りを腹にうけて、うずくまる桂ちゃん。そして、
澄江ちゃんに向き直って「これ、逝っちゃったよなぁ」と頭をか
くハート氏。「はい、心臓ドンピシャ一撃で、逝っちゃいました」
と女医さんの判定。

 「まだ貫通してないけど、どうする?」と、落ち着いた声で、
クラブ氏がハート氏にゲームを続けるか、聞いている。無造作に
ナイフの残りを押し込んで、澄江ちゃんの背中まで貫通させて、
鬱憤をはらすハート氏。

 「この小娘のせいで、負けかよ」とハート氏は、再度、桂ちゃん
の横腹を蹴る。「ウッゥ」っと、腹を押さえてうずくまり、苦し
そうにゴホゴホと咳をする桂ちゃん。


 手下二人かかえられて立たされる桂ちゃん。暴れて逃げ出そう
としているが、ハート氏の蹴りと先ほどの窒息のためだろう、力
がそれほど入らない様だ。

 立たされた桂ちゃんに、スペード氏の助手が近づく。「元気が
いい子だ。まだ逝った経験がないんだよね、君は。次は、君にし
よう」..と宣告する。

 両手を後ろ手に手錠をはめられているが、身をよじって、手下
から転げる様に逃げ出す桂ちゃん。

 「お、元気がいいね」と他の手下がすぐに桂ちゃんにタックル
して、転ばせる。トランプ組も、そこに寄って来て、桂ちゃんを
押さえつけるのを手伝う。

 「なにもわざわざ樽に入れる必要もない、このまま順番に刺し
ていけばいいだろ?」とクラブ氏の提案。「そうだな、逃げ回る
のを順繰りに刺していけば、面白そうだな」

 「せっかく用意した樽が... 」と、助手が残念そうだ。それを
見て、「なに、元気なこの子だけで、他の二人は君の準備した樽
で逝かせてあげよう」というなぐさめ。

 「これを逝かせている間に、アレ(澄江ちゃん)を片付けて、箱
を洗っておいてくれよ」と、クラブ氏が指示をだす。


    押さえつけられた桂ちゃんの顔が青ざめていく




                   --- to be continued ---



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