ゲーム大会 その9






 屋敷の方から、戻ってこいという合図がきたので、明日香ちゃん
を連れて、屋敷に戻る。女医さんは先に屋敷に戻っている。亜紀
ちゃんの手当というか、延命をしているのだろう。

 屋敷では手下が数名で次のゲームの用意をしている。トランプ
組の順位が決まった様だ。紘子ちゃん理恵ちゃんを仕留めた二人
が次の候補を選ぶために屋敷に向かっている。外した二人はちょっ
と憮然としている。

 このゲームで外した二人は、さきほど生き延びた二人から選ぶ
ことになっている様だ。ダイヤ氏は元気な明日香ちゃんを選び、
銃撃で傷を負った亜紀ちゃんはスペード氏の持ち駒となった。

 仮設ベッドに寝かされて、女医さんの入念な介護を受けてい
る亜紀ちゃんは、目がぼんやりとしている。たぶん、出血と痛
みで気力を失ってしまっているのだろう。

 紘子ちゃんは仰向けで胸を切り開かれて、心臓が見えている。
クラブ氏が十分楽しんだのであろう。足を広げられて、その中心
のスリットから破瓜の血と白濁を、力なく垂れ流している。

 紘子ちゃんの口の端からも白いものがドロンと流れだしている
ところをみると、死後、口も楽しんでいたのだろう。

 理恵ちゃんはうつ伏せにさせられて、これも足が広げられてい
ている。広げられた足の根元のスリットからは赤と白の液体を垂
れ流し、菊穴からも白いモノを垂れ流している。

 背中に華麗な赤い華を咲かせ、股間にも赤い華を咲かせて、散っ
ていった幼い体に色を添えている。

 その二人の様子を、明日香ちゃんと亜紀ちゃんが哀しそうに見
ている。すぐに、自分たちも同じ様になるということは、まだ解っ
ていないのだろう。

 一種目をクリアしただけでは終わらないということを知らず、
目の前の逝ってしまった子を悼んでいる、優しい子たちだ。

 勝利者のクラブ氏とハート氏が屋敷からでてくると、手下が女
の子二人を運びだしてくる。クラブ氏の前に小三の野口萠美ちゃん
が、ハート氏の前には小五の星野未亜ちゃんが置かれる。最初の
ゲームで小さいのが有利だったので、同じ趣旨で選んだのだろう。

 萠美ちゃんは、同じ小三の理恵ちゃんよりちょっと背が高いけ
ど、ちょっと痩せ気味の子だ。未亜ちゃんも、小学五年にしては
ちょっと小柄な子だが、年齢差のためか、萠美ちゃんよりずっと
大きい。

 各自、持ち駒を前にしている。ニコニコしている二人と、ちょっ
と不満げな二人の対照が面白い。次のゲーム内容によっては、前
準備で楽しめるかもしれないと、期待している表情はトランプ組
全員に共通している。

 「さて、次は椅子取りゲームです」とスペードの助手が発表す
る。「椅子取りゲームといっても、椅子は人数分あります」と言
うと、「それじゃ椅子取りにならんだろ?」という突っ込みがす
かさず入る。

 さて、これが、その椅子です!と掛けられていたシートが外さ
れ、四脚の椅子が椅子が表れる。三脚の椅子は普通の椅子。残る
一つは拘束具が背もたれと肘置きと足についていて、ケーブルが
屋敷からつながっている。その椅子だけ、台座の部分がV字型に
分かれていて、開閉できる様になっている。

 どうも一脚だけは電気椅子の様だ。つまり、椅子取りに負ける
と、電気椅子に縛り付けられ、V字切り取り部分からの陵辱を受
けた後に電気椅子に通電されるのだろう。そして、エレクトリッ
クダンスを踊らさせることになる。

 明日香ちゃんはあまり意味がわからないらしいが、亜紀ちゃん
はゲームの意味を理解した様だ。明日香ちゃんは「ねぇ、あの大
きい椅子は何?」と聞いてくる。

 「あれに座ると、電気が流れて死んでしまうんだ」というと、
「やだぁ!」とダダをこねる明日香ちゃん。「でも、さっと他の
椅子に座れば大丈夫だよ」と教えてあげる。

 さて、まだ寝ている子を起こさないといけないな..と萠美ちゃん
未亜ちゃんの所に行こうとすると、すでに女医さんが覚醒作業を
はじめている。

 「ううぅーん」と目を醒す二人の美少女。傷ついた亜紀ちゃん
と、明日香ちゃんが緊張してそれを見守っている。

 死に装束、経帷子に身を包んだ四人の少女の準備が整ってきた。
起きたばかりの怯える少女に助手と代理人が説明をしている。他
の手下は少女が逃げださない様に、椅子のまわりを取り囲んでい
る。

 陽気なフォークソングが流れてくる。四人は四脚の椅子の周り
で固まっている。特に、太腿に大怪我を負っている亜紀ちゃんは
痛みで歩きにくいのだろう。

 「音楽に合わせて椅子の周りを踊りながら回れ」とライフルを
突きつける手下達。しぶしぶと手を振って歩き出す四人の少女達。
やはり亜紀ちゃんの速度が遅れがちだ。それでも、音楽は続く。

 一分ほど続いたあと、急に音楽が途切れる。亜紀ちゃんも椅子
に向かおうとするが、傷の痛みと出血で朦朧としていたのだろう、
その場で転んでしまう。

 萠美ちゃん明日香ちゃん未亜ちゃんの三人は、椅子に座りなが
ら、亜紀ちゃんを心配そうに見ている。亜紀ちゃんは、ゆっくり
と立ち上がる。覚悟したのだろう、電気椅子に浅く腰をかける。

 手下の二人が亜紀ちゃんの手足を椅子に縛り付け、さらに腰を
背もたれに縛り付ける。電極はまだ貼付けられていない。腿を強
くV字板に括られたため、傷が開いてのだろう。血が流れ出して
きている。痛そうな表情になる亜紀ちゃん。

 椅子の腰の部分から、V字板がほぼ180度に開かれる。これで、
駒の持ち主のお楽しみの準備が整う。すぐに楽にしてもらえると
思っていた亜紀ちゃんは「え?」と怪訝な顔をするが、スペード
氏がにゅるんとペニスを引き出しているのを見て、どうされるの
か、理解した様だ。

 亜紀ちゃんが縛り付けられた椅子を手下が背もたれ側に斜めに
すると、スペード氏が亜紀ちゃんにおおい被さる様にして、位置
を定めている。「うん」と軽く気合いを入れて、亜紀ちゃんのス
リットに着き込まれて行くスペード氏のペニス。

 亜紀ちゃんは「はぁがぁ... ぐぅう」と呻き声を上げて痛みに
耐えている。その状態でスラストが続き、亜紀ちゃんのスリット
から血が溢れて、経帷子の裾を濡らしながら、地面にこぼれ落ち
て行く。ぐちゃりぐちゃりとペニスが押し込まれ、引かれては、
淫猥な音をたてる。

 一際強く、クチュンと着き込まれる音がして、静まった。スペー
ド氏のペニスが爆ぜたのだろう。亜紀ちゃんの閉じた瞼の端から
涙がこぼれる。スペード氏は突き込んだペニスをふるふると振る
わせてから、ゆっくりと身を引き抜いて、手下に合図を送る。

 手下が亜紀ちゃんの体に、電極を付けている。胸つまり乳頭と
手足に電線がついたバンドを固定し、さらに、頭。仕上げに、電
線がついた先太りの金属棒を亜紀ちゃんのスリットに押し込む。
「う、くっ」とスリットへの挿入で亜紀ちゃんが軽く呻き声をあ
げる。

 スペード氏の体が亜紀ちゃんから離れる。ビーンと低周波の流
れる音がする。それとともに、亜紀ちゃんの体が震える。電気音
頭の踊りがはじまる。

 縛り付けられていながらも、全身をビリビリと振るわせて亜紀
ちゃんが踊る。「がぁああああああ」と断末魔をあげつつ、電圧
で踊る亜紀ちゃん。体が仰け反りながらも、手足の先が舞う。

 段々と電圧があがって行くのだろう、踊りが激しくなり、悲鳴
が大きくなる。悲鳴は、交流電流のためかビブラートがかかって
響く。麗しい断末魔の歌声。

 ある一線を越えたのだろう、亜紀ちゃんの踊りがやみ、美声も
途絶える。ぐったりとなり、動かなくなる。亜紀ちゃんの最期だ。
この状況を見ている他の三人の表情がこわばっている。

 亜紀ちゃんの動かなくなった体を椅子から手下が外している。
ホコホコと電気で蒸し上がった亜紀ちゃんは、地面に降ろされる。

 ピクリとも動かない亜紀ちゃんに女医さんが近寄る。亜紀ちゃん
の胸や首筋に手をあて、診断をしている。数秒で診断がくだされ
る。「この子は完全に逝きました。次の曲を準備してください」

 さらに明るいオクラホマミキサがスピーカから流れてくる。椅
子が一脚片付けられて、亜紀ちゃんの死骸も片付けられて、三人
が三つの椅子、二脚は普通の椅子、一脚は死の椅子、の周りをゆっ
くりと回り始める。

 三人の少女は亜紀ちゃんの最期を見て、椅子を虎視眈々と狙っ
ている様子がわかる。一分ほど、音楽が流れ、それに合わせて踊っ
ている萠美ちゃん明日香ちゃん未亜ちゃん。

 プツンと音楽が止まる。三人が二つの椅子をめがけて突進する。
未亜ちゃんは無事一席を確保するが、明日香ちゃんと萠美ちゃん
が同じ椅子の前で激突する。体重差と勢いの差なのだろう、萠美
ちゃんがはじきとばされて、死の椅子の前に転がる。

 明日香ちゃんは必死だったのだろう、結果的に幼い萠美ちゃん
をはじき飛ばしてしまい、我に返って、萠美ちゃんの方を向いて
頭を下げている。


       萠美ちゃんの最期のひとときがはじまる



                   --- to be continued ---



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